レターパックを使った郵送物について

こんにちわー、こんばんわー。

メルカリやそのほか個人間転売サイトを使って物を送る時、サイズによってはゆうパックやクロネコ宅急便よりもレターパックやネコポスを使ったほうが安く済む場合があります。

しかし、その時に利用上の注意をよく確認しないと、損をする場合があります。

今一度確認していきましょう。

レターパックは2種類ある

まずレターパックについてですが「2種類」あります。赤と青ですね。

  • 赤色:レターパックプラス この記事書いてる時点では520円
  • 青色:レターパックライト この記事書いてる時点では370円

値段が150円違います「青レタ」(青いレターパック)のほうが安いのでいいのでは?と思うかもしれません。

しかし「青レタ」は配達日の1回目の配達しか行かない、厚さ制限(3センチ)がある。など意外と引っかかる要素があります。

せっかくメルカリ等の転売サイトで売れても輸送方法を間違えたせいで評価が悪くなり買ってもらえなくなるリスクもあります。

条件が違うことをまず覚えましょう。

貨物は「品名」の確認が必要になる。

皆さんは郵便局やクロネコ営業所で「その荷物の中身は何ですか?」と聞かれたことはないでしょうか?または、よくわからない一覧表を見せられて、「この中に該当する物はありますか?」的なことを?

これは国交省から荷物を引き受けるときに「航空輸送禁止品」や「危険物」がないかを引き受ける人が確認することを求められているからです。

レターパックをよく見てください。「品名」って欄がありますよね?

この品名欄に適切に書かないと、運送日数が遅れる場合があります。特に私が住んでる北海道や九州、沖縄のように海があるところや距離が離れているところはどうしても「航空機」を使って運送することになります。

航空機に乗せる場合は、手荷物検査より厳重な選別が必要になります。これはもちろんテロ対策もありますが、よく考えてください。手荷物から火が出てもトイレで消すか、最悪、入り口開けて後ろに投げる・・ってことができます。下の人はいい迷惑ですが・・。

しかし航空機の貨物室で火が出たら、もう逃げ場がありません。場合によっては圧力隔壁に損傷が起きて最悪飛行機自体が爆散することもあり得ます。

「そんなばかな・・」と思うかもしれんせんが、スプレー缶で火事になったこともあるんですよ。

この責任はだれに行くかというと「差出人」です。しかし、運送会社が間に入っている以上、責任の半分は運送会社にあります。

だから品名欄に「具体的な品名」を書かないと「トラックや海上などの空路を使わない運送になりますよ?」といわれます。

さて、メルカリで商品を買うような人はそんなこと知りません。到着予定日をみて2日以上遅れたら、発送者が悪いと思い込んで「低評価」を付けることがあります。

内容物によっては予定より2~3日、沖縄や北海道はさらに2日ぐらい遅れるということを日本国民は知っていないといけません。

品名欄に書く「具体的品名」の例

じゃぁ‥なんて書けばいいの?と思うでしょう。実は簡単です。郵便局やクロネコの受付担当者に聞いてください。そうすると一般的な「8種類」の危険物がないか確認してください。といわれます。これを避けて記入すれば問題ありません。でも嘘はいけません。ストーブが入ってるのに『書類』とかですね。まさにアホです。

  • 携帯電話(スマートフォン・IPADなど):『電子機器』(リチウム電池あり。またはバッテリーあり)※もちろん携帯電話と記入してもOK→100%陸送処理
  • 契約書、納品書、確認書、会議資料、身分証明書等「紙しかないもの」:『書類』
  • 化粧品:化粧品だけなら「陸上輸送」※スプレー缶、アルコール濃度、化学物質の有無?が必要でそれぞれ条件がある。詳しくは窓口かHPで確認しましょう。
  • 洗剤:洗剤だけなら「陸上輸送」※化粧品と同じで条件があります。
  • ライター:ライターは「ガス・オイル」が可燃物なので普通は引受してくれません。もちろん機内持ち込みも不可です。どうしても運びたいなら自分で車を使って運びましょう。
  • くすり:くすりは一見よさそうですが、種類によっては「噴霧タイプ」や「スプレータイプ」自然発火するような成分、最悪「毒物」の可能性もあります。こちらも窓口の人かHPを確認しましょう。

というように近場では問題ありませんが、航空機を介する場合は「怪しいものはすべて陸上・海上輸送」としろ。というのが国交省からのお達しなので、一般的な運送会社は国交省には逆らえませんから基本陸上輸送となります。

一番利用数の多い関東⇔関西は距離がそれなりに近いので、特別急がない限りトラックでの陸上輸送となります。主に影響があるのは、北海道や九州・沖縄ですね。

食品・食材を送るときの注意点

まず、食品や食材を送る時は「ゆうパック」か「クロネコ宅急便」。つまり「貨物」として送ってください。レターパックで送る人がいますが、とてつもなく危険です。

レターパックが危険な理由

危険な理由としては次の通り。

  • 運送時の温度が一定ではない
  • 振動がある
  • 取り扱い(仕分け作業や配達)時に落とすことがある
  • においが漏れる・においが移る
  • レターパックの外側がつるつるコーティング(水に強い)が内側はただの段ボール。よって内側は水(液体)に弱い
  • とめのり(両面テープ)が弱いので厚いものを入れるとはがれる→内容物の紛失
  • 上記のような危険なものと一緒に運送・配達されるので、汚れたり、変なにおいが移ることがある。

例えば「野菜」を送りたいなぁ~。と思ったときに、ゆうパックなら「1500円」かかるとして、レターパックプラスだと520円。おお~レターパックのほうが安いじゃん。ということから使う人がいます。

そして、そのまま生で野菜を入れます。

さて、野菜は時間経過とともに内部から「水」が出ます。レターパックの内側は段ボール紙なので濡れます。→破れて中身が飛び出し、最悪腐った状態で届きます。

どうしても野菜を送りたいなら、まず水が出ても良いように「新聞紙」でくるみ、さらにビニール袋で覆い、さらに新聞紙で包む。ここまでしないと封筒そのものが濡れてバラバラになることがあります。

さらに運送中の温度管理です。「クール」とか「チルド」であれば一定の温度を保って運送されますが、一般的には4輪やバイクの後ろにただ乗せてるだけです。夏は50℃前後、冬は北海道のような雪が降るところなら氷点下~-30℃まで。

そんな気温変化の激しいところで、野菜なんかを送ったら、さらに途中で水が出てるもの送ったら蒸れたり凍ったりで著しく損傷するのはわかりきった話です。腐った野菜を知り合いに送りたいですか?

一般的には新鮮なものを「鮮度を維持した状態」で送りたいですよね?じゃぁ~レターパックで野菜を送るのはやめましょう。

同じような理由で「漬物」(ビンタイプも含む)乾きモノ(一夜干しなどの生乾きの類)、くだもの(生)、たまご(生)は受け付けてはくれますが、運送上の安全性がないため到着時にどんな状態になってるか・・・恐ろしい結果しかありません。

また冷凍食品や「冷凍品」はレターパックで送ってはいけません。そんなことは郵便局でも言わないし封筒にも書いてはいませんが、よく考えてください。溶けますよ?溶けたらだめになったり腐るから「冷凍」してるんですよね?

また冷凍品は保冷剤として「ドライアイス」が入ってる可能性があります。ドライアイスは禁止品なので航空機への搭載ができません。疑わしきは取り除くのが基本なので冷凍品は無条件で陸送移動となり、トラックの貨物室が40度以上になることから、溶けます。

運送会社は絶対に言いませんが、普通に考えればダメなのわかりますよね?

乾燥物は送れます

例えば、パンやおかし(クッキーや煎餅のようなかわきもの)、ドライフルーツ、完全に干して水が出ない状態の野菜・・・などですね。時間経過で水分が出ることはないので安全だと言えます。

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